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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。 同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
原題:I Am Divine
製作年:2013年
製作国:アメリカ
監督:ジェフリー・シュワルツ
出演者:ディヴァイン、ジョン・ウォーターズ、タブ・ハンター、
リッキー・レイク、ミンク・ストール

______________________________________
今年の東京レズビアン&ゲイ映画祭で、
何か観ておくべき作品はあるかなと、ラインナップをチェック。
イスラエルの作品2本、F to Mのポルノ男優/インターセクシャルの人々を追う
ドキュメンタリーなど、結構観てみたい作品が並ぶ。
最もGO GO BOYがどうの(アメリカ映画)とか、
隠れゲイのカミングアウトがどうの(台湾映画)とかもあり、
「いまだにこんな、所詮ゲイ映画をセレクトすんのかよ」という不満を覚えたが、
予定調和が好きな腐マ●コ辺りからも金を巻き上げないといけないから、
まぁしょうがない。
そんななか僕が選んだのは、ディヴァインのドキュメンタリー。
まだ本国でも未公開のようなので、手堅い選択かと思う。
堅実にまとめられたドキュメンタリー
ディヴァインは60年代後半に
ジョン・ウォーターズ監督のトラッシュ・ムービーで名を上げたカルトスターであり、
70~80年代のディスコに君臨した、伝説的なドラァグクイーンでもある。
僕はディヴァインの代表作『ピンク・フラミンゴ』を始め、
『マルティプル・マニアックス』、『ポリエステル』、『フィメール・トラブル』、
そして『ヘアスプレー』などを鑑賞済みである。
また彼のベストCD(カラーコピーのジャケが有名なディスコ系再発レーベル・HOT PRODUCTIONの盤)、
さらにジョン・ウォーターズの著作も所有している。
日本で入手できる彼の情報を、よく収集したクチだと思っていたのだが、
この作品を観て、やはり偏りのあることがわかった。
ディヴァインは真にアンダーグラウンドな存在であったため、
全体を俯瞰してみると、抜け落ちた批評や実績が、数多く存在しているのだ。
本作には、ディヴァインを知るために有益な、以下の情報が含まれている。
ほかにもミンク・ストール
(少なくとも『ピンク・フラミンゴ』では、ディヴァインより演技達者)や、
リッキー・レイクなど、共演者へのインタビューが盛り込まれていて、大変興味深い。
メアリー・ヴィヴィアン・ピアスの容貌が恐ろしく劣化していたのにも、驚かされた。
また晩年に、彼がメジャーへの足がかりを
かなり確かなものにしていたことを確認できたのは、大きな収穫だったと思う。
「願えば夢は叶うのよ」という陳腐な美麗字句も、
ディヴァインのように真に異端な存在の口からこぼれ落ちれば、
立派な金言足り得るのだ。
製作年:2013年
製作国:アメリカ
監督:ジェフリー・シュワルツ
出演者:ディヴァイン、ジョン・ウォーターズ、タブ・ハンター、
リッキー・レイク、ミンク・ストール
______________________________________
今年の東京レズビアン&ゲイ映画祭で、
何か観ておくべき作品はあるかなと、ラインナップをチェック。
イスラエルの作品2本、F to Mのポルノ男優/インターセクシャルの人々を追う
ドキュメンタリーなど、結構観てみたい作品が並ぶ。
最もGO GO BOYがどうの(アメリカ映画)とか、
隠れゲイのカミングアウトがどうの(台湾映画)とかもあり、
「いまだにこんな、所詮ゲイ映画をセレクトすんのかよ」という不満を覚えたが、
予定調和が好きな腐マ●コ辺りからも金を巻き上げないといけないから、
まぁしょうがない。
そんななか僕が選んだのは、ディヴァインのドキュメンタリー。
まだ本国でも未公開のようなので、手堅い選択かと思う。
堅実にまとめられたドキュメンタリー
ディヴァインは60年代後半に
ジョン・ウォーターズ監督のトラッシュ・ムービーで名を上げたカルトスターであり、
70~80年代のディスコに君臨した、伝説的なドラァグクイーンでもある。
僕はディヴァインの代表作『ピンク・フラミンゴ』を始め、
『マルティプル・マニアックス』、『ポリエステル』、『フィメール・トラブル』、
そして『ヘアスプレー』などを鑑賞済みである。
また彼のベストCD(カラーコピーのジャケが有名なディスコ系再発レーベル・HOT PRODUCTIONの盤)、
さらにジョン・ウォーターズの著作も所有している。
日本で入手できる彼の情報を、よく収集したクチだと思っていたのだが、
この作品を観て、やはり偏りのあることがわかった。
ディヴァインは真にアンダーグラウンドな存在であったため、
全体を俯瞰してみると、抜け落ちた批評や実績が、数多く存在しているのだ。
本作には、ディヴァインを知るために有益な、以下の情報が含まれている。
・母親へのインタビュー
・舞台俳優としての活躍
・彼のプライベート(ゲイ)ライフの片鱗
・レイニー・カザンらと共演したメジャー映画の存在(日本未公開)
・死の直前に決まっていたファミリードラマへのキャスティング(男役だった)
・舞台俳優としての活躍
・彼のプライベート(ゲイ)ライフの片鱗
・レイニー・カザンらと共演したメジャー映画の存在(日本未公開)
・死の直前に決まっていたファミリードラマへのキャスティング(男役だった)
ほかにもミンク・ストール
(少なくとも『ピンク・フラミンゴ』では、ディヴァインより演技達者)や、
リッキー・レイクなど、共演者へのインタビューが盛り込まれていて、大変興味深い。
メアリー・ヴィヴィアン・ピアスの容貌が恐ろしく劣化していたのにも、驚かされた。
また晩年に、彼がメジャーへの足がかりを
かなり確かなものにしていたことを確認できたのは、大きな収穫だったと思う。
「願えば夢は叶うのよ」という陳腐な美麗字句も、
ディヴァインのように真に異端な存在の口からこぼれ落ちれば、
立派な金言足り得るのだ。
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