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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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お久しぶりの更新です。
映画は相変わらず観ています。ほぼ毎日1本ペースです。
ちょっと書き方を変えました。
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★『チョコレート・ドーナツ』
原題:Any Day Now
製作年:2012年
製作国:アメリカ
監督:トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイバ

   

堂々と生きるゲイ=女装で水商売】という時代の物語。
『キッズ・オールライト』などを観ればわかるように、
現在はもっとスムーズになっていると思われるゲイカップルの里親制が、
多くの犠牲を払った末に確立したことを想起させる、ノスタルジックなメロドラマだ。
手法としては『ブロークバック・マウンテン』に近く、
このテのジャンル映画では、最早ゲイという舞台装置が王道の選択肢なのがわかる。
僕が観た会場の客席にもシクシク泣いている女どもが大勢いたので、
試みは成功と言えるだろう。
僕のような当事者(里親になろうという希望は一切ないが)がこの映画から得る教訓は、
もし公明正大な権利を求めるなら「隙のない生活を確立するという代償」を
払う覚悟が必要といったところか。
絵的には間接照明を活かした暗がりの画面が印象に残る。
アラン・カミングの歌のうまさ、
フランス・ジョリの『Come to me』を持ってくる選曲の妙に感心。

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★『夜のたわむれ』
原題:Nattlek
製作年:1966年
製作国:スウェーデン
監督:マイ・セッテリング
出演:イングリッド・チューリン、シェヴェ・イェルム、ヨルゲン・リンドストロム



スウェーデン映画祭で鑑賞。公開当時(ATG配給)のフィルムが、
そのまま上映に使われていた。
主人公の少年時代と現在が平行編集されていく前半は、
いかにも60年代の欧州作品といった退廃的な雰囲気、
またよく練られた美しい画面構成で魅せる。
それだけに妙に爽やかで青春映画のような結末は意外。
しかしイングリッド・チューリンの自嘲的な公開出産シーンは、結構エグい。
この人の脚本選びはホントにゲイ好きがする。
歌手のモニカ・ゼタールンドが端役で登場しており、意外に出番も多い。

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★『セックスの向こう側 AV男優という生き方』
製作年:2012年
製作国:日本
監督:えのき雄次郎、高原秀和
出演:日比野達郎、加藤鷹、山本竜二、平口広美、平本一穂、森山龍二、しみけん、黒田将稔



AV男優の声をまとめているというだけで、監督の意図のようなものは特に伝わってこない。
作品としてはそれが弱味で、ただ何となく好奇心が満たされるだけ。
時折、業界内の世代間断絶のようなものが伝わってくるが、
それも点として拡散してしまう。
結局彼らの魅力は、「AV男優」ではなく、「AV男優している」各々のパーソナリティに
帰結するという感想だった。そこには当然、個人差も生じる。
また総じて女性に比べ、背徳感や孤立感が希薄。「男なら許される」という意識が、
撮る側にも観る側にも喋る側にも、浸透しているからだろう。
しかし色気という点ではやはり、旧世代が断トツ
個人的に最もイケたのが森山龍二だったのは我ながらトホホなのだが(笑)、
やっぱり彼はバイなのか、そうなんだ、辱められてぇ~。

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★『女の座』
製作年:1962年
製作国:日本
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子、笠智衆、杉村春子、三益愛子、草笛光子、小林桂樹、淡路恵子、三橋達也、司葉子、星由里子、宝田明、加東大介、団令子



両親+7人兄妹という大家族の物語。個々のエピソードがほどよく併走しながら、
やがて収束する感じ。
かなりシビアな「事件」も挿入されるが、前述の通り筋が分散しているため、
観ていてがんじがらめになるような疲れを感じることはなかった。
映画的な野心は特になし。豪華キャストに脚本重視できっちり撮られた娯楽作品
ただし視点は、かなり冷笑的

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★『悪い種子』
製作年:1956年
製作国:アメリカ
監督:マーヴィン・ルロイ
出演:ナンシー・ケリー、パティ・マコーマック、ヘンリー・ジョーンズ、アイリーン・ヘッカート、イヴリン・ヴァーデン、ウィリアム・ホッパー



サイコパスを描き、しかもそれが女児というテーマがすべて。
イギリスのメアリー・ベル事件よりも前の作品だ。
ブロードウェイでヒットした舞台の映画化で、キャストもほぼ移行しているため、
映画的に有名な俳優は全く出演していない。
監督が舞台を尊重しすぎたせいで、母親のメロドラマティックな苦悩や、
脇役の見せ場が幾度も繰り返されることになり、展開は鈍化
せっかくの刺激的な題材は間延びし、120分超という上映時間にまで達している。
少女の異常性は「遺伝か? 環境によるものか?」という辻褄合わせまでは許容できるが、
残念ながら時代を超える秀作の域にまで、達しているとは言い難い。
DVD特典の音声解説が必要以上に面白いというのも、いいんだか悪いんだか……。

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