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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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●原題:L'Homme blessé
●製作年:1983年
●製作国:フランス
●監督:パトリス・シェロー
●出演:ジャン=ユーグ・アングラード、ヴィットリオ・メッツォジョルノ、
ロラン・ベルタン、リサ・クロイッツァー



__________________________________________

中産階級に生きながら、自らのセクシュアリティを解放できない
孤独な少年の破滅的な青春を描く。

80年代の仏映画によくある、観念的な作風。
閉塞した状況に喘ぐ少年の、
陰鬱で切迫したトーンが全体を支配しているため、観ていて疲れる。
というか、ものすごくユーモアに欠ける。
それがこの映画の描きたかった世界かもしれないし、
「思春期」とは、そんなものだったのかもしれないが。

主人公を導こうとする大人がみんなダメなのだが、特にゲイがダメダメ。
またこの時代、そのダメぶりが際立っていたであろうことは、
想像に難くない。
プライドを持っていた人は、一部の恵まれた芸術家を除くと、
みんな女装していたのでは。
そして少年は、ますます自分を追い込んでゆく。

個人的に致命的だったのは、ファッションや髪型。
アングラードをはじめとするキャラが魅力的に映っていない。
どこまでも貧乏臭い。
それも愛せるのか。いやとても愛せないのかで、
評価は割れることだろうと思う。

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material:ふわふわ。り  template:ゆずろぐ

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