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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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製作年:2002年
製作国:中国
監督:チャン・ユアン
出演:チアン・ウェン、ヴィッキー・チャオ、
ファン・リジュン、ガオ・ファンュ



_________________________________

チャン・ユアン監督といえばゲイを題材にした
『インペリアル・パレス 東宮西宮』を思い出す。
ゲイの青年と警察官の対立構造を描きながらも、
性の嗜好だけにはとどまらない、大きな問題提起を行っていたが、
本作では男女間の対立を、ミステリアスに描く。
目線としては、はっきりと男性側に立っている感じだったので、
監督自身はゲイじゃないのかもしれない。

それにしても、男性の女性に対する要求には理不尽なものがあるな、
と感慨に耽りながら鑑賞していた。
美しくセクシーで、さらに堕としやすければ万々歳だと思う反面、
身持ちが固く知的で、本当の美しさを自分にしか見せない女性にも、憧れを抱くのだ。
その両面をひとりの女性に求めるのは、
どだい無理な話と悟っているからこそ男性は、
本作のような謎かけにコロリとはまってしまうのかもしれないね。

撮影はウォン・カーワァイ作品で有名な、クリストファー・ドイル。
カーワァイの作品ほど走り回る演出ではなかったので、
ドイルの個性である”動き”は、さほど感じなかったが、
スタイリッシュな映像はさすが……。
まぁ、インタビューだと自信満々すぎて、あんまり好きなひとじゃないけど。

主演のチアン・ウェンはムチムチのおじさんという感じで、
女性にモテるタイプではないと思うが(そこが不満という人も多いかも)、
個人的には才気を感じさせる、チャーミングな俳優だと思った。
監督としてもカンヌでグランプリ獲ったりしているらしいので、
俄然見る気が湧いてきた。

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material:ふわふわ。り  template:ゆずろぐ

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