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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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原題:Pauline à la plage
製作年:1983年
製作国:フランス
監督/脚本:エリック・ロメール
出演:アリエル・ドンバール、パスカル・グレゴリー、
フェオドール・アドキン、アマンダ・ラングレ



________________________

今年の初めに亡くなった、エリック・ロメール監督の作品。
彼の作品を観るのはこれが初めてだが、
ヌーヴェルバーグの時代に台頭した監督のひとりらしい。
とはいえ、この作品が撮影されたのは80年代だし、
それ以降もコンスタントに映画を撮っていたということは、
安定した実力と人気を誇った監督だったのだろう。
こちらも、大げさなところは少しもないのに、非常に面白い作品だった。

テーマはズバリ「恋愛」。
「愛したい」女性と「愛されたい」男性と、
そのどちらにも食傷気味なのに、来る者は拒めない男性との間に生まれた
トライアングルな関係を軸に、ストーリーは展開していく。
相手を思いやる気持ちはありつつも、それぞれがエゴを存分に発揮し、
自分の意見を徹頭徹尾に口にしていくので、
コトはどんどん複雑になっていく。
口を挟んだら馬に蹴られそうな「人の恋路」を、
淡々とリアルに喜劇化しているので、
パリゴ達は鑑賞後、それぞれの恋愛観を披歴し合い、
議論に花を咲かせたに違いない。
現代にも通ずるシニシズムはしっかりと持ち合わせながら、
最終的に女性へやさしい視線を投げかけているのも、印象的だった。

また、ヒロインのひとりであるアリエル・ドンバールがすごくいい。
個人的には最近、歌手としての彼女がマイブームで、
アルバムをすべて揃えようという勢いなのだが、2010年現在で、御年は52歳。
美しいだけでなく、どこか妖怪じみたエロチシズムを漂わせているところが
素敵な女性だ。
この映画に出演した頃はまだ30代で、今よりもっと健康的な雰囲気だが、
それにしても、エキセントリックな灰汁だけはどうにも抜けきらない感じ。
そんな女性が、恋愛という普遍的な命題を前に手を焼いている感じがなんとも滑稽で、
ともすれば単調に陥りそうな場面の連続を、刺激的に見せてくれる。
特にまだ禿げていないパスカル・グレゴリーとのやり取りがおかしくて、
何度も高笑いしてしまった。特におかしい場面でもないはずなのにね。

ロメール監督との絡み以外では、いまひとつ作品に恵まれていないようだが、
女優としての彼女も大いに気になっているので、
これからどんどんチェックしていこうっと。

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