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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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原題:VALENTINO
製作年:1977年
製作国:アメリカ
監督:ケン・ラッセル
出演:ルドルフ・ヌレエフ、レスリー・キャロン、
ミシェル・フィリップス、キャロル・ケイン


_______________________________________

ハリウッド史上に燦然と輝くサイレント時代の美男スター、
ヴァレンチノの生涯を描いた伝記映画。
監督は灰汁の強いケン・ラッセルで、
僕のようにヴァレンチノの出演作品を観たことがない者でも、
充分楽しめる内容に仕上げてくれている。

ヴァレンチノを演じるのは、ロシアが生んだ天才バレエダンサー、
ルドルフ・ヌレエフ。
俳優としての映画出演はこれが初だったのではないかと思うが、
甘いマスク、美しく鍛え上げられた肉体、
そして洗練されたDUDE(っていうかオネエ)の所作までを備える彼には、
これ以上ないほどのはまり役だ。
また、ヴァレンチノのステージ・ワイフ役として、
元ママス&パパスのミッシェル・ウィリアムスが出演している。

ヌレエフの起用を活かすため、
アルゼンチン・タンゴの名手だったというヴァレンチノが、
ニューヨークの酒場でダンサーとして生計を立てていた
時代のエピソードも積極的に導入。
野次を飛ばすVIP気取りの上客に、
アーティスティック・リヴェンジを果たす場面は、痛快このうえない。
憎まれ役を徹底的にやりこめる演出は、毒気たっぷり。
女性の衣装や化粧もかなり頽廃的に作り込まれているので、楽しい。
この場面だけでも観る価値がある映画といえそうだ。

反面、ヴァレンチノを取り巻く悪意を誇張した、
牢獄や拳闘の場面に漂う濃厚な毒には、少々アテられ気味。
彼の死を以て完結する物語のため、
カタストロフィへ向かうに連れ、観ているのがしんどくなるほどだった。
しかしヴァレンチノの生涯を
「女からとことん愛された分、男(と袖にした女)から足を引っ張られた色男」
と見て、手加減なく描いた思いきりのよさがいい。
去年劇場で観たシャーリー・マクレーン主演の
『ココ・シャネル』は全然面白くなかったが、
伝記映画だって、ここまでエキセントリックに作り上げられるのだ。
やはり監督の個性とか力量とかは、映画の要である。

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