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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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原題:A Taste of Honey
製作年:1961年
製作国:イギリス
監督:トニー・リチャードソン
出演:ドラ・ブライアン、リタ・トゥシンハム、
マレー・メルヴィン、ポール・ダンカン



_____________________________

イギリス女流作家の戯曲を、映画化。
黒人と白人間の恋愛、ゲイの登場人物という、
当時においては過激なふたつの要素が盛り込まれていたことで、
まず舞台で成功を収めていた作品だ。
個人的には映画史上でもかなり早い段階で、
明確な(台詞上で断定する場面がある)
ゲイ・キャラクターが登場する古典として楽しんだ。

その青年役を演じたマレー・メルヴィンは、
舞台版にも同じ役で出演していたということで、演技はこ馴れたもの。
手先など、細かな動きで表現するオネエぶりが美事なのだ。
今となっては腐るほど映画やテレビに登場している
ゲイキャラクターの先鞭が、
英国作品にあったのが幸いというべきか。
プロダクション・コードが猛威を奮う米国だったら、
主人公の少女とゲイの少年との心温まる交流が、
こんなに好意的には描かれなかっただろう。
実際この戯曲にはハリウッドも興味を示していたらしいが、
映画化が実現されなくて、ホントによかった。

ストーリー自体は、壁にぶち当たった若者の泥水を飲むような日々が
描写されているので、やや救いのない気分になる。
しかし当時はまだ「おとぎ話をやめて、現実を描く」という手法が
非常に新しかった時代でもあったので、
割り引いて観てあげることも必要であろう。

主人公が子供から花火を手渡されるラストシーンは、
絶望の中に光る僅かな希望を暗示しているようで、
フェリーニの『カビリアの夜』のラストを思い出したりもした。

主人公は現在も女優として活躍する、リタ・トゥシンハム。
お世辞にも美人とはいえない演技派だが、
イギリス映画界の新しい流れに乗ることで、キャリアを築いた。
カンヌのパルムドールを受賞した『THE KNACK』では、
ヒロインを演じている。

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