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30代の編集者/ライター。ゲイ。映画、音楽大好きですが、仕事では書く機会がなく...。ので、こちらでは趣味全開にしちゃいます。
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映画はエンターテインメントでありつつも、アートフォームであって欲しいと願っています。    同じような気持ちで映画を観ているひとの慰みになれば幸いです★
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原題:LA NOIA
製作年:1963年
製作国:イタリア/アメリカ
監督:ダミアーノ・ダミアーニ
出演:ホルスト・ブッフホルツ、カトリーヌ・スパーク、ベティ・デイヴィス


________________________

ベティ・デイヴィスは、僕の大好きな女優のひとり。
美貌より、ピリピリとした鉄火肌の演技でのし上がった女傑で、
30~40年代には「ワーナーの女王」として全盛を極めた。
オードリー・ヘップバーンあたりの、
子供っぽい魅力が受けるここ日本では知名度が低く、
まともなバイオグラフィのひとつも発刊されていないが、
本国では殿堂入り級の大女優。
僕は昨年旅行でハリウッドに訪れたので、
彼女のフィルモグラフィやポートレートを購入し、
自宅で眺めては楽しんでいる。
日本人も「かわいさ」とか「セクシーさ」だけでなく
「知性」とか「ビッチさ」を、もっと楽しめばいいのに……。

ベティは40年代末にワーナー専属女優の座から退いているが、
その後、50~60年代にも多くの印象的な作品に出演している。
欧州から客演を請われたケースも多く、本作はイタリアが舞台だ。
注目は、60年代イタリアで活躍した妖艶なアイドル、
カトリーヌ・スパークとの共演。
ベティはルックスだけのアーパーセクシー女優を嫌ったので、
さぞかし現場は大変だったのでは、と思って観ていたのだが、
顔を合わせるのは1~2シーン程度。
劇中でもベティがカトリーヌを無視する設定だったのが、おかしかった。

カトリーヌは、罪の意識が欠如した少女役を好演。
容姿に恵まれ、また人生の恐ろしさを知らない17歳(当時の実年齢)
という若さゆえ、思うがままに振舞うだけで、男を破滅へと導いていく。
バルドーあたりで明るく撮ったら、また違う印象になるのだろうが、
全体のトーンが陰鬱なせいか、その罪深さが際立つユニークな悪女ぶりだ。
財産には恵まれたものの、愛を知らない主人公が、
ミイラ取りに溺れミイラになっていくさまが切ない、「狂恋もの」の佳作である。

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